八王子夢美術館『荻須高徳 リトグラフ―稲沢市荻須記念美術館コレクション―』へ行ってきました

 私は、名前は知っているけど作品は観たことがないとか、詳しく知らないとかそんなことが多いです。ですので、展覧会情報からそういった「ネタ」を見つけて足を運ぶということがよくあります。

 今回の荻須高徳もそうです。作品を観たことはあるけどそんなに詳しくない、だから観に行く。ということで八王子へ行ってきました。

 荻須高徳、26歳でパリへ渡り、50年以上をパリで過ごした画家です。作品を観てパッと名前が出てくるかというと、正直そういう画家ではないです、少なくとも私は。ただ、この展覧会で観た作品は「本当のパリ」を描いてるなぁと思いました。純粋にこの画家が愛したパリを素直に描いた、といった感じ。そういう意味で荻須高徳にとっての「本当のパリ」なのではないかな。私自身、パリに憧れがあるからかもしれないけれど、何気ない街並みがすごくかっこよく見えました。特にモノクロのリトグラフ。渋い。画家として成功したいと思って渡仏したとは思うけど、ガツガツ感があまり感じられない。その素朴さに好感が持てました。日本人らしさを出そうとかそういうアピール感を決して感じない。わざとらしくないというのかな。人でいうと“好青年”って感じ。とはいえ、雪景色が描かれている作品には浮世絵を思わせるところがあってそれがなんだか少し私をホッとさせました。

 大きな展覧会で他の画家の作品と一緒に並んでしまうと荻須作品の好感度が目立たないから、今回のような荻須高徳だけの展覧会はよさが引き立つような気がします。

  愛知県稲沢市にある荻須高徳の美術館へも行ってみたい。八王子展ではラスク販売してたけど、稲沢市の美術館では販売しているかしら。あとから食べてみたくなってしまいました。買えばよかったなぁ。

美術

Posted by mocchi