DIC川村記念美術館『DIC川村記念美術館 1990-2025 作品、建築、自然』へ行ってきました
幅広いコレクションを所蔵しているDIC川村記念美術館、いつかここのコレクション展をブログにしたいと思っていました。こんな形で紹介することになるとは…。2025年3月で閉館してしまうのは本当に、とてもとても残念です。残念に思っているのは当然私だけではなく大勢の方が訪れていました。


川村記念美術館へ来るたびに、充実したコレクションを素晴らしいと思っていました。レンブラント、モネ、シャガール、藤田嗣治、カンディンスキー、コーネル、ウォーホル、杉本博司、と巨匠の名を挙げていったら延々と続いてしまいます。今回の最後の展覧会は、その充実のコレクションが一挙公開されています。その中で私が好きな作品を2点ご紹介します。1点目はピカソ《シルヴェット》。モノクロで女性が描かれています。髪を少し上のほうで結んでいて、清楚な感じが漂っているのがとても好きです。毎回立ち止まってじっと見入ってしまします。2点目はマーク・ロスコ《シーグラム壁画》。照明を落とした展示室にロスコの大きなサイズの作品が展示されています。ただ四角く色が塗られているだけなのに、なぜ吸い込まれそうになってしまうのか不思議です。展示室の中央のソファにたくさんの人たちが座ってじっくり作品を眺めているのを見て「気持ち、わかります!」と心の中で話しかけました。ソファが空いていたら私も座ってもう少し吸い込まれる体験をしていたかったです。2巡目にソファ着席にチャレンジしに行ってみたら、展示室の前で入場制限がかけられていました。やはり人気の作品ですからね。
ある展示室には、小さめのサイズの作品が3面の壁に割とびっしり掛けられていました。作者とタイトルはQRコードで読み取って手元で見ることができ、作品の前まで行ってタイトルを見なくても、自分の観やすい位置でタイトルを確認しながら見れるのはとても便利でした。この作品リストはHPでも見ることができます。
今後、作品は一部売却されたり、六本木の国際文化会館に移転されたりするそうなので、作品自体にはきっとどこかでまた出会えるでしょう。庭園の一部は解放されるようです。ただ、白鳥や野外作品とあのどんぐり帽子の建物と合わせていっしょに会えなくなってしまうのはなんだか切ないなぁと思いつつ、川村記念美術館をあとにしたのでした。



DIC川村記念美術館『DIC川村記念美術館 1990-2025 作品、建築、自然』
会期:2025年2月8日(土)~3月31日(月)